地方(いわき)での建築・デザインを取り巻く環境を内側から見てみます。設計事務所の仕事は設計能力よりも日常への洞察と思慮で成り立っていること、図面の余白に書かれた見えないメッセージなどを紹介します。
2008年01月

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2008年01月20日

■2008年 初挑戦 プロポ
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新年が始まり、忙しくバタバタしていたら「伊達市立保原小学校改築事業」の公募プロポーザルがでた。過去の記事に書いたように、プロポとは設計案ではなく設計者の資質を求めるもので、更に公募とは一定の資格要件はあるけれどもオープンに募集するということである。今回の地域要件は関東・東北の設計事務所が対象であるから、ほとんど全国規模といってよい。
年度末に向かっていることから事務所事情でいうと忙しいのであるが、考えて考えて、やはり挑戦することにした。
建築基準法改正で業務は滞り、手戻りが多く、まるで設計が法律や構造だけでできてしまうような日々である。つまらない書類が多すぎる・・。案の定、GDPをも下げた要因になった。考えたのはこの閉塞的な日常のことだ・・。このような時だからこそ挑戦してみようと思う。我々は思考することが労力の仕事をやっている・・同じ労力ならば、能動的な労力と思考で苦しんでみたい・・これだけの規模の教育施設の提案を生み出す苦労は、むしろこの閉塞した日常にサディッションを与えてくれるだろう。われわれは、誰と何に向かって仕事をすべきかと・・・。

早速、チームと第一回目のミーティングを開いた。伊達市HPから読むことのできる検討委員会の議論の経過が示された「基本計画報告書」は素晴らしいものであった。昨年の6月以来眠っていた設計屋魂に火がつけられるような報告書と要望だ。2008年が始まった・・。

この後、当チームのプロポ挑戦のドキュメントを、ポツポツと掲載します。
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2008年01月03日

■新年の緊張
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笠原小学校

正月休みを利用して、いよいよ今年4月から引き受けることになる、某高専の講師のための授業を検討した。いろいろなことを教えたいと思うが、ことに実際の設計者の仕事を紹介するところで非常に迷った。
現代建築物ならば、安藤忠雄氏、隈研吾氏、坂茂氏、藤森照信氏などメジャーどころがある。しかし、現代建築のコンセプトを伝える段になると、迷った。最近コンセプチュアルな理屈っぽいものは数多い・・しかしそれが将来を見据えたとき本物かどうかが、私などではやはり解からないのである。
勿論、巨匠を教える箇所ではコルビュジェやルイス・カーン、バラガンや丹下健三氏などがいる。だがこれらは歴史になってしまう。今の学生に今が伝えられない。
今を伝える真のコンセプチュアル建築の設計者は誰か。学生たちの建築観に大きな比重を締める授業だと思うと緊張が走る。

良かれ悪しかれ・・で良いのだ、本物であれば。
悩んだ末、二人に絞った。
数歩先の建築世界を照らす明かりとして・・・伊藤豊雄氏
建築世界の過去も未来も照らす明かりとして・・・象設計集団(名作「笠原小学校」の設計者)

・・・私の判断はどうであろうか。学生の反応が楽しみである。

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当社の正月の花です。今年もよろしくお願いいたします。

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