地方(いわき)での建築・デザインを取り巻く環境を内側から見てみます。設計事務所の仕事は設計能力よりも日常への洞察と思慮で成り立っていること、図面の余白に書かれた見えないメッセージなどを紹介します。
2008年07月

--年--月--日

■スポンサーサイト
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

2008年07月21日

■飛べ、バッタ(イナゴ) !
080721_1019~0001
私の小さな庭でイナゴを見た。私はこのようなバッタ類が好きだ。会社の年賀状に登場してもらったこともある。背筋をしっかり伸ばして、触覚をピッと立て、四方八方に目を配って・・バッタの周囲30cm範囲くらいがバッタの意思で静止しているのを感じる。生きる・・ということの見事な1シーンを見せてくれている。
実はこのイナゴ君とは今年2回目の出会いだ・・。(多分、前回と同じイナゴ君だ・・。)

後ろの葉はクレマチスの葉なのだが、今年初めて植えてみたらすくすくと伸びた。私は、工業文明の先兵みたいな仕事をしているからだろうが、できるだけ自然物だけで庭をつくっている。
竹も去年川原からとってきた笹竹で結んである紐はリユースされた紙紐だ。
少しばかりのナスやきゅうりもつくっているが同様で、花も野菜もいっさい農薬を撒いていない。
そのせいだろうが、若葉は激しい虫食い状態なのだが、特にこのクレマチスは高さが人の背丈もあるのに食べられている・・不思議だなと思っていたら、先週、同じ場所でイナゴ君を見つけたのである。

勿論、その時、殺虫などは思いもせずに捕まえて少し離れたところまで運んで離した。もうくることはないと思っていたら今朝、同じ場所にいた・・。・・もう、ここから追い出すなどという失礼なことはしない・・。

このクレマチスや笹竹の空間は、明らかにこのイナゴを生かす空間になっているのだ・・。たまたま私の未熟な仕掛けが、彼らに評価されたのだ。しかも、毛虫やダンゴ虫はごろごろいるが、イナゴであるところがかすかな驚きで自慢でもある。
・・私たちが設計する空間というものも、快適、利便、美的、等々 恣意的一元的な価値は種々あるだろうが、本質的にはそれが、生命を育むための空間づくりであるか・・人間と外界とのマナーが守られれたものか・・ということは、他の職業と比べて建築という仕事にとってより重要な見識なのだろう。近代文明などないかつての建築にはそれがあった・・。
この夏は水割り片手に庭にでて、ボロボロのクレマチスの葉っぱとイナゴを見ながら、そんなことを考えてみる・・。
スポンサーサイト

 | Blog TOP | 

プロフィール

管理人

Author:管理人
㈲ノア・アーキテクツ
代表取締役:福富大祐
住所:福島県いわき市鹿島町久保字馬場16-9
TEL:0246-58-8201 
FAX:0246-58-8204

メールフォーム

名前:
メール:
件名:
本文:

ブロとも申請フォーム

ブログ内検索

FC2カウンター

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。