2009年01月
2009年01月24日

今回は、
私の友人で、フランスのストラスブール大学でピアノの教鞭をとっている
山崎典子さんを紹介します。一人で仏で長く頑張っている女性です。
帰ってくると、本当に大酒を飲みながら(私よりもはるかに・・)豪快なお話しを
聞ける素敵な女性で、時折、メールでヨーロッパの情報などを入れていただく
のですが、(ちなみに今の欧州の経済状況は日本よりもはるかに悪いそうで
すが・・)来週、いわきに帰郷し「ショパン」のコンサートをエリコーナで開催し
ます。
1月31日(土)18:00から開演 場所はアートスペース・エリコーナ
御一人\3,000 ペア\5,000
リーズナブルです。チケットの問合せは、ノア・アーキテクツまでどうぞ。

この紳士は、彼女の愛猫で名前を ”LEON”といいます。
勿論、かのジャン・レノの・・・。フランスの香りが漂ってくる・・。
フランス・・ショパン・・レオン・・ワイン・・チーズ・・頑張る女性・・
元気がもらえそうです。
ウダウダと状況分析なんぞしている時間にやるべきことがあるんじゃないの!!・・と。
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2009年01月11日

新年だけれども決して「お目出度い」状況ではないので、何故か去年の写真
の中で気になった一枚を、この年の始まりの記憶にするために載せた。
カマキリ・・・決して愛される昆虫とはいえず、同族を食べることもあると聞い
ている・・・
この年末年始には、さまざまな言葉に耳をたてた・・・
去年予感した「行政不況」が「政治不況」にまで拡大している。日銀はゼロ
金利を恐れ、政府は財政出動を出来ずにいる。過去に地域ナントカ券で
失笑を受けたのにもかかわらず、財政政策よりもろくに説明もできない給付
金などにこだわっている。日本を代表する企業は内部留保の確保のために
社会存在としての役割を捨てたのか・・ドラッカーが賞賛した日本の企業と
その雇用体制は代表企業のトップの頭から失われたのか・・
ほどほどに、そこそこに生きろ
と経済アナリストの森永氏がいった視点が最も適切に生活者を捉えている
と感じた。氏はさらに、このままではそれもあやしくなってきている・・という。
今日のニュースで、独居高齢者が電気料滞納で電気を止められろうそくで
生活していて火災となり家を消失したと報じられている。
年末に住まいを退去させられた人たちと同様・・ありえない・・。
日本の種々の法律の序文を飾る、小さくとも真面目に生きる人たちの「国民
の生活の最低限の保障・・」とは・・この国にあるはずのセーフティーは・・。

音もたてずに忍び寄ってくる、共食いも辞さないカマキリに捉えられない
ためには、やはり、背筋をピッと伸ばして、触角をたてて、四方八方に
ピリピリと気配を感じながら、気を緩めずに、この闇が夜明け前の一時で
あることを信じて、今年もスタートする。
さて、年初に大きな課題が建築世界に投げかけられた・・と、思う。
それは、年末の、家を失うという生活者の事態について・・・今日、安堵
して眠る場所があることの重大さ・・についてだった。
建築が忘れかけていた一つの課題を、この年末の雇用と住居の混乱が
喚起した。
衣・食・住の「住」とは、これほど人に必要なものだった・・ことを。