地方(いわき)での建築・デザインを取り巻く環境を内側から見てみます。設計事務所の仕事は設計能力よりも日常への洞察と思慮で成り立っていること、図面の余白に書かれた見えないメッセージなどを紹介します。

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2011年08月07日

■小康状態
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無気味な小康状態に、今、入っていると思われる。
何故かというと、昨日、北海道の友人から久しぶりに心配の電話がきたの
だが、・・ここのところ特にブログに書くことも特になかったから・・と、
小康状態に入っているような返事をしたのだが、よく考えてみると、思考
を停止した(又は安らぎのある)安穏な状態にいたのではなくて、目を開
いたまま電気を消した暗闇で眠るのでもなく、考えるのでもないような状
態・・にいたからだ。
それが、うまくいえないけれども無気味・・といまは、言っておこうと思う。

また最近、毎日、頻発する震度1から4クラスの余震が、いわきの陸と海
を中心におきていること・・。
震災直後に確実にあった直感による自己防衛本能みたいなものが薄まり、
上の写真が会場である罹災者支援の手続きなどに意識が方向づけられてい
たかもしれないこと・・。
放射能の影響に関する様々な多くの評論、見識、発言、を見聞しているう
ちに、信じられる情報の無いことに気付いた結果、それに対して寡黙にな
ったこと・・。
汚染に過敏に反応しているフクシマでは信じられないような原子力再稼動
の発言や、神経を逆なでするようなオリンピック誘致の手前勝手なおせっ
かいな話し(少なくとも私にとってはそうである)など、彼岸とこちらで
はこれほどの距離があるのかとあきれるのではなくあきらめに近い心持ち
の状態・・。
正確な統計はないが、恐らく数万人の避難地域からの被災者のいわきへの
流入者のことと、時折耳にする婦女子をいわき外に引越しさせた自営者た
ちの話など・・。
いわきのあちこちに益々増えている技術者の長期滞在のための宿舎等、
原子力災害復旧の大手企業のバックアップ基地になりつつあるいわきの
現状・・。

一見、生活は従前に戻りつつあり、多少の予定以外の変動があっても業務
が戻りつつあることなどはあるが、本当のところは動物が、何か起こるこ
とに備えて、覚醒したまま動かないでいるような心持・・というのが、
本当のところかもしれない。

いわきが放射能汚染からの避難区域に隣接していることは、5年後には、
いや10年後には、100年後にはどういう意味を持つのだろうか・・
などということを暗闇のなかで覚醒したまま考えていると・・一つの結
論に導かれる。
(こういう状況では必ずリスクの高い考え方になるけれども・・)あえ
ていえば、原発立地三町村は、数十年は入れないだろう・・そしてそれ
に隣接するいわきはおそらく、子孫にこの土地は残せないだろう・・と
考えはじめる。

悲観的だという人もいるかもしれないけれども、それは違う。悲観でい
っているのではない。悲観とは、例えばここに住み続けることの健康の
リスクを考えた場合などに将来を案じていえることであって、私の覚醒
はどちらかというと覚悟と贖罪に近いものである・・そして、今の彼岸
の(一部の思慮や哲学的認識の欠けた)人々のいわき(又は東北)に対
する現状認識を見たときに感じる
   「アキラメ(明らかにもの見る)」である・・。

アキラカに何かが失われつつあって、何かが変化しているのだが、暫く
はそれを突き詰めて、半年たた暑中お知らせにしてみよう・・と思う。
(北海道、長崎、徳島、東京、栃木、山梨、長野の隣人へ・・。)
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■まとめ【小康状態】

無気味な小康状態に、今、入っていると思われる。何故かというと、昨日、北海道の友人から久しぶりに心配

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